キャッシュレス決済

日本での店頭での決済手段は、引き続き現金が圧倒的に多いようですが、クレジットカードやプリペイドカード、QRコード決済等のキャッシュレス決済も、お店側の対応もかなり進んできていることから、かなり普及が進みつつあるようです。

 

2019年10月からの消費税率引上げに伴う需要平準化対策として、経済産業省主導で「キャッシュレス・ポイント還元事業」が導入されました(2020年6月までの時限措置)。さらに個々のキャッシュレス決済事業者も顧客獲得に向けたキャッシュバックキャンペーン等を繰り広げられており、一気にキャッシュレス決済が注目を集めてきています。

 

一口にキャッシュレス決済と言っても、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など様々な形態があり、また事業者数も多く、どこを選んだら得なのか比較するだけでも面倒で、やっぱり現金でいいやという方も多いのではないでしょうか。

 

日本マイクロソフト元社長の成毛眞氏は「『なんちゃらペイ』は不要!支払いが完了するまでに手間と時間がかかりすぎる。財布から現金を出した方がよっぽど速い。」「その点、端末に『ピッ』とかざすだけで決済が完了する「『Suica』が最強のキャッシュレス決済だ」と述べておられます(文藝春秋2019年10月号)。

 

私自身は、いつの間にかpaypayとメルペイ、auペイを使っております。Suicaも(^-^;

 

日本のキャッシュレス比率は18.4%(経済産業省:2018年4月)と、海外諸国(韓国89.1%、中国60.0%、カナダ55.4%、イギリス54.9%、アメリカ45.0%)と比べてかなり低いというデータがあります。

このデータには口座振替、銀行振込が含まれていないなど、実態よりも低めに出ているとの議論もあるようですが、基本的に「日本人は現金が大好き。」という傾向が強いと考えられています。

 

最近日本のレストラン等で、「現金お断り!」というお店が話題になりましたが、まだまだ少数派で、ほとんどのお店は現金OK!ですよね。海外では、「カードオンリー」、「キャッシュ・フリー(現金お断り)」など、現金が使えないお店がどんどん

増えてきて、例えばスウェーデンでは、2025年には現金が消える!という予想もあるようです。

 

日本では、セブンイレブンの7ペイが撤退したり、一方でPAYPAYのZホールディングスとLINEペイのLINEが経営統合合意するなど、まだまだ先が見えませんが、店舗側としてはやはりキャッシュレス対応がますます求められてくるのでしょうね。